私の子育て*あなたの子育て*みんなで子育て
(社)長寿社会文化協会(WAC)の広報誌『ふれあいNO196号・2002年3月号より』
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『みんなで子育てIN北海道』中谷通恵『地域の文庫で人育て』吉岡美夏受賞の言葉
入賞論文リスト審査員の一言

   『第12回長寿社会への提言』
   テーマ:わたしの子育て、あなたの子育て・みんなで子育て
   優秀作品発表

 
    ≪講評》

    安心して子どもを生み、育てる社会をつくるには
     審査委員長小林 博(茨城キリスト教大学教授)

 日本の人口高齢化は、長寿化とともに少子化が大きな要因であることは改めて指摘するまでもない。子育ての現実はどうなのか。どうしたら安心して子どもを生み、育てる社会がつくれるのか。その道筋を多くの体験と実践のなかから浮き彫りにしてくれたという意味で、今回の 『長寿社会への提言/わたしの子育てあなたの子育てみんなで子育て』 は新世紀にふさわしい企画であった。

<企業内・地域保育所の提案>

 子育てのヒント、保育所探しの苦労話、子育て支援のボランティア活動、政治への注文など、応募作の内容は多岐にわたった。印象に残ったのは、昨年9月H日のニューヨーク同時多発テロ事件にふれた神奈川県・鯉渕美理さん (42歳) の「社会と地域で支える育児」 (優秀賞)だった。
 衝撃の映像を見て、鯉渕さんの脳裏を真っ先によぎつたのは「崩壊したあの世界貿易センタービルで、何人の若い母親が働いていただろうか」。この朝、母親たちの多くは出勤前、乳幼児を保育園に預けたはずである。「永遠に迎えに来ない母親を、子どもたちはどんなに待ちわびたことか」
 確かに働く女性は増えている。しかし、母親の手から離れきれない乳幼児を、なぜ他人に預けて働かなくてはいけないのか。3歳くらいまでは親の手元で、といわれる。親も働く場の近くに子どもがいれば安心だ。「そのような生活があたりまえになる日はいつ来るのでしょうか」と、鯉渕さんは企業内保育園の整備を訴えた。

 企業内どころか、地域の保育園不足の深刻さは今も昔も変わらない。東京都・藤田房江さん (47歳)の 「子育てを地域にとりもどすために」 (WAC理事長賞)は、産休明けの職場復帰をめざし、生後2カ月児の保育園探しに四苦八苦した新楯時代を思い出す。
 最初は歩道橋の張り紙で見つけた職場近くの無認可保育所に。満員電車の通勤は乳飲み子も一緒だった。やがて待ち続けた公立保育所へ。が、こんどは預けた子に何かあると、すぐ勤務先に呼び出し。送迎時刻は1分でも遅れられない。「働く女性がこんなに大変でいいのだろうか」。毎日、自転屯丁のペダルを全力でこぎながら考えつづけたという。
 藤田さんはその後、地域の母親たちが路地奥の民家に立ち上げた手づくりの保育園を見つけ、子どもを預けただけでなく、そこの保母になってしまった。乳児から就学前の幼児までがひしめき合い、仕事帰りの母親らもひとしきり子育ての苦労話に花を咲かせていく。「いろんな人たちが交錯し、知恵やノウハウを伝え合う、グループホームのようなこんな保育園があちこちに出来れば」と藤田さん。

<地域でのネットワークづくり>

 子育てを母親一人が担う核家族。近所付き合いが脆弱になった現代社会。孤独のなかで母親は心身の余裕を失い、子どもに辛くあたってしまう。11年前、夫の転勤で北海道の小さな町へ、生後8カ月の娘を抱えて移り住んだ中谷通恵さん (40歳)もその一人だ。
 応募作「みんなで子育てIN北海道」 (経済財政政策担当大臣賞) によると、中谷さんは思い余って新開に「交流の場が欲しい」と投書した。それがきっかけで育児サークルが誕生。「子育て通信」を発行し、各種講習会を催すなど中核となって活躍した。いまサークルは「通信」読者150人を抱えるほどに成長している。

 見知らぬ転居先で、乳児の子育てに同じ悩みを味わった愛知県・吉岡美夏さん (34歳) は、地元の子ども文庫活動に子連れで参加、母親や地域住民との緊密なネットワークをつくりあげた。その様子は「地域の文庫で人育て」(厚生労働大臣賞) に綴られているが、二つの大臣賞作品から教えられるのは「人とのかかわりの大切さ」だ。閉じこもらず、思い切って飛び出してみる積極性が子育て支援の輪を広げる。

<シニア夫婦の「子育て支援」ボランティア>

 高齢社会。地域には子育てを終えた熟年の夫婦がたくさんおり、子育て支援にボランティアで参加している。秋田から転居したばかりの千葉県・高橋誠一さん (59歳)夫妻は、隣家の乳児がよく泣くので「手を貸しましょうか」と声をかけた。「本当にいいですか? すみません、助かります」と若妻は何度も頭を下げた。いまでは週に3、4日預かる仲。家で昼寝をさせたり、抱いて近くの踏み切りへ電車を見せに行く。応募作「隣近所で子育て」は優秀賞に。

<老若男女すべてで「子育て」を>
 審査会では「子育てに、男女共同参画の視点も大切」との声があがった。山形県・佐藤千明さん (17歳) は続発する児童虐待にふれ「育児を含めた家事労働のすべてを、女性に押し付けてきた日本の伝統的な役割分担が背景にある」と、「FOR THE NEXT」・(優秀賞) で指摘している。

 前述の経財政策大臣賞・中谷さんは育児サークルの活動のなかで、父親向けの通信も発行し、アンケートを取ってみた。すると、父親らは子どものことより妻との関係を悩んでいた。どう言葉をかけたらいいのか、どう支えたらいいのか、イライラしている妻の受容の仕方に戸惑っている。さっそく父親向けの「子育て応援ブック」を作成した。編集に参加した若い父親の一人は「これまでは妻任せで当然と思っていたが、学ぶ機会を得たことで大きな社会問題だと知った。わが家はもちろん、地域の子育て支援もしてみたい」と感想を語っている。

 神奈川県・田村洋子さん (51歳) の「わらべうたが根っこ」 (WAC会長賞)は、懐かしいわらべうたを楽しむ同好会に参加することで、ゆったりとした時を親子ともども共有できる喜びを書いた。「昔は外で元気に遊ぶ子どもたちの声を聞いて、おとなたちも明日へのエネルギーをもらっていたのではないでしょうか」
 沖縄では子どもが生まれると、その子を地域みんなの宝として大事にする風習が残っている。コミニティーの大切さと「子は宝」 の認識を風化させてはならない。

* 『長寿社会への提言・優秀論文集』は、5月初旬発行予定。

      経済財政政策担当大臣賞
      『みんなで子育てIN北海道』
          中谷通恵(北海道/40歳/主婦)


<はじめに>
 11年前、夫の転勤で仕事を辞めて専業主婦になり、新しい土地で8カ月の娘の子育てをする
ことになった私。あの頃は初々しい若ママ。今は人呼んで「子育て支援オバサン」。
 この実践報告で、ひとりからできる支援があること・思いを行動に変えることで人とつながり地域が変わること、をお伝えしたい。

<始まりは「育児サークル」>
 「子どもが人間好きになれるかどうかは家庭の子育て次第。お母さん方、もっと愛情深く子育
てしてよ、しつけてよ」小学校の教員をしていた頃の私は、そんな思いで一杯だった。ところが、いざ自分が専業主婦となり、知らない土地で子育てすると、少子・都市・薇家族化の影響を実感した。
 「話し相手がいない」「子どもにも自分にも友達が欲しい」という切迫した願いは、当事者以外にはわからないだろう。ところが、その願いを叶えない限り、イライラした母親は心と身体の余裕をなくし、子どもに辛くあたってしまう。結果、子どもの心に人間に対する基本的信頼感が育まれづらい。そしてそこに起因する学童期・思春期の子どもの問題は増え続けてしまう。
 誰かが言わなくちゃ、声をあげなくちゃ。誰に? 立場の違う人に、異性に、異世代の方々に。こういう思いにつき動かされて、生まれて初めて、新開に「乳幼児の親の交流の場が欲しい」と投稿した。それがひとつのきっかけとなり、保健婦さんと協働しながら、白老町に平成3年、育児サークル 「トコトコ」が誰生。行政の支援と友達を求める母親たちの熱意に支えられ、サークルは今年で10年を迎えた。

<『子育て通信』が私を変えた>
 サークルで多くの母親と知り合った私は、皆様々な悩みや不安を抱えていることを知った。もちろん私もである。そこで子どもが寝ている時間に読んだり書いたりする形で交流できる『子育て通信・心の基地になりたくて』というミニコミ誌を平成5年に発行した。はじめはB4で1枚。3年目からはB5で28枚。季刊で読者は道内を中心に150名前後である。この通信に寄せられる手紙や投稿が私を変えた。「母親の性格や人格よりも、母親を支援する人がどれだけ存在するかで、子育ては楽しくも辛くもなる」と。

 母親たちの手紙に綴られている思いを、違う立場の人に、社会に広く発信したいとひとり使命感のような思いにかられ、真夜中に誌面を作りながら顔を紅潮させることがたびたびあった。
 通信を始めて3年日頃から、自分の中で次の2点が急務だと確信した。「男女共同参画での子育て」と「子育て支援を綱の日のようにはりめぐらせる」ことである。

<男女共同参画での子育て>

 平成8年、父親向けの通信を発刊。30名程度の父親読者を得て、アンケートなど取る中で、父親の悩みも知った。父親は子どものことよりも妻との関係を悩んでいた。どう言葉をかけたらいいのか、支えたらいいのか、イライラしている妻の受容の仕方にとまどつていた。
 そこで平成12年、父親向けの子育て応援ブックを作成し、今春発行。作成に協力してくれた若パパが、「以前は妻任せで当然と思っていたが、学ぶ機会を得たことで大きな社会問題であることを知った。自分の家はもちろん、地域の子育て支援もしてみたい」と語っていた。

<地域での子育て支援>
 「子育て支援アンケート」を実施した結果、求められる支援の1位は、夫の協力、気軽に集える場所。2位は、子育て情報、相談できる人。3位は、託児のしくみ、安心できる幼稚園・保育園、学習の場、遊び場であった。
 子育て支援へのニーズは多様である。その人が求めている支援の手が、行政の仕事として、民間の事業として、個人の思いやりとして、どんな形でもいいから多様に存在しなければならない。私は、「この指とまれ」方式で実行委員を募り、各種講習会を学習の場として提供したり、託児グループを発足したり、地域の子育て情報誌を発行したりしてきた。
 小規模な町の良さとして、志 (目的) に公共性があれば、行政の支援を受けやすく、また、協力者も得やすい。自分たちが代弁者として、審議会や委員会で発言することで、行政の仕事の計画段階から参画することも可能である。
 「子育ての社会化」に対しての偏見や抵抗も根強いが、子どもの 「心の基地」と「社会カ」を育むために、現代社会では「子育て支援」が必要不可欠であることを粘り強く説明することで、必ず理解者は増えていく。

<夢(熱い思い)>
 白老町は年間出生数が100人余りであることを生かして、きめ細やかな子育て支援情報をひとりひとりの親に届けたい。できれば、「ドアをノックして」。資金は基金を創設して。NPO法人格も夢みて。もうひとつは、通信を通して知り合った道内の支援者のネットワークを構築すること。インターネットを活用して。情報を共有することがカとなり、支えとなる。熱い思いが湧きおこつてくる間は、「子育て支援オバサン」をやめられそうもないなあと苦笑しているこの頃である。


         ****喜びの声*****
 私は元来、面倒くさがり屋で、新しいことを始めるのに強い後押しが必要な人間です。これまでの活動も、たくさんの共感者と、手伝ってくださる方、「きっかけ」を作ってくださる方があって、成り立ちました。
 今回、〈長寿社会への提言)へ拙論を応募したことが「きっかけ」となり、弾みがつき、『ココキチねっと』というホームページを作成することができました。それだけでも、挑戦しがいがありましたのに、思いもよらぬ大きな賞をいただき恐縮しています。
”子育て支援は、今が勝負時!“〈北海道にある元気まち)白老町から、これからも私なりに発信していけたらと思います。ありがとうございました。

     厚生労働大臣賞
    『地域の文庫で、人育て』
     吉岡美夏(愛知県/34歳/主婦)


 長女が1歳になる前から、地元の子ども文庫に通って5年、3年前からは運営委員も務めている。子育て初心者だった私が文庫で学んだものは多い。絵本の楽しみ方や自分の子育ての知恵のみならず、私自身の生き方、他の親子との交流、多世代の交流、グループやイベントの運営方法、そして文庫を利用したまちづくり、にまで及ぶ。自分の子どものためになるから、と知育的な思惑だけで通い始めた文庫が、自分にも地域社会にも役立っている、と実感して活動を続けているのだ。

 平針団地おもしろ文庫はもともと、前代表が自宅の1室を開放して20年以上前に始めた。当時、新興住宅地だったこの土地は図書館も遠く、絵本を買える店もなく、情報もなかった。そんな状況でも、自分の子どもにどうしても絵本を読ませたい、本の世界のすばらしさを知って欲しい、と思って集めた絵本や児童書を、今度は近所の子どもたちにも触れて欲しいと、ただそれだけの思いで始めたそうだ。こじんまりと、ただ着実に年月を重ね蔵書も増え、7年前からは地域のコミュニティセンターの1室に書架を構えている。毎週1回、小学生を主な対象とする日と、月1回、未就園(0〜3歳) の子どもとその親を対象にした日を設けている。

 私はこの月1回の親子の日から通い始めた。当時、子連れで転居してきたばかりで、友だちも少なく、子育ての情報も知らず、1歳未満の子に絵本なんて、など思いつつも行ってみたのだ。文庫は図書館と同様、自由な時間に行って無料で本を借りられる。だが、室内で子どもをおもちゃで遊ばせながら、母親は自由におしゃべりできる雰囲気だった。文庫の世話役のおばさんも、といっても孫の 「子育て」をしている「おばあちゃん」たちだが、「良い絵本」を押しつけるわけではなく、それでいて絵本選びに悩んでいる時には知恵を授けてくれた。キャラクター絵本ばかり選んでいた私に、「言葉のリズムを楽しむ絵本」「絵の迫力を楽しむ絵本」「子どもとふれあいながら楽しむ絵本」などのアドバイスをもらった。「絵本」を通じて「おばあちゃん」との交流が始まり、私は現役ママとしての声を伝え、おばあちゃんたちは文庫の運営にそれを取り入れていった。

 文庫のクリスマス会に幼児を対象にした会を設ける、と決めたのも一つだ。小学生と一緒では小さな子どもは満足に楽しむことができない。せっかくの 「クリスマス会デビュー」だから親子でゆったり楽しめる会を、と話し合った。「可愛いワンピースを子どもに着せていけるような雰囲気がいい」「サンタクロースが登場してほしい」「ケーキもあれば最高」という軽薄な現役ママのアイディアは、おばあちゃんたちが今までの経験で培ってきた知恵とノウハウで実現された。

 イベントを企画、実行すると今度はグループの運営にも興味が出てくる。近所のママ友だちと一緒に運営委員メンバーになり、月1回、お茶を飲みながらの運営会議に子連れで出るようになった。新米ママ、小学生の母親、おばあちゃん、そして地域で支えてくれる人たちとの会議は、文庫の話のみならず子育て談義、地元の人間関係、地域の組織との関わりなどさまざまな情報に溢れていた。地元の知り合いも増え、子どもも異年齢の友だちができ、私自身も「何かをしている充実感」があった。そして第2子を妊娠した頃、区の生涯学習センターの講座を「子育て」をテーマにこの場所で行うので、企画メンバーに入るよう話があったのだ。その頃、私は文庫のみならず市内で子育で情報誌を発行するサークルや、地元の幼児教室にも加わり、子育て関連の知識を深めつつあった。

 その知識を体系化し、専門家を招き地域の母親たちに学習してもらう。さらに講座終了後も母親たちがこの場所、文庫を「たまり場」として情報交換に役立ててもらう、そんな案をセンターと共に企画した。講座の企画、運営で地域の組織や専門家と連携していくことを新たに学んだ。そして、この時知り合った人たちと、今度は区内の子育て関連グループや行政機関とのネットワークを作っている。

 文庫は絵本と触れ合うところである。しかし絵本だけなら情報化時代の現代は、専門店が厳選したものを通信販売で送ってくれる。だが、人は人との関わりがなければ育たない。それも知恵を出し合い、関係を深めて付き合う場所で。
 文庫で過ごして5年経ち、私も、子どもも大きく成長した。次女の誕生を心から祝ってくれる人が大勢いた。モノだけでは学べない、人付き合いを体験した。
 これからは文庫が脈々と培ってきた知恵と経験を、私たちの世代が引き継ぐだろう。そして、いつか「私」 の子育てが終了しても次の「あなた」の子育てが楽しくなるように、その知恵を活用していきたい。この知恵こそが地域の子育てを支えるカ、になるのだろうから。

*****受賞の言葉*****
 締切間際に大急ぎで書いた文章に、思いがけず素晴らしい貰をいただきまして、驚いております。「WACのホームページに名前が掲載されたよ」とさっそく友人たちにメールしました。また、文庫の仲間はもとより、普段は私の活動にあまり関心を持たない主人が、ことのほか喜んでくれたのが嬉しかったです。
 少子化時代の昨今、子育て支援の施策が行政、民間問わずさまざまな形で行われるようになりました。子育て当事者として、支援されるだけではなく、支援される側の立場を伝えること、そして当事者と支援者がともに協働していく必要性を、それも母親たちが生活の基盤を置く地域社会の中で、これからも表明していきたいと思っています。

        


     *****受賞の言葉******

    ◆WAC会長賞
      田村洋子(神奈川県51歳/主婦)
     『わらべうたが根っこ』

 WAC会長鴬をいただいて夢のよう感謝!感謝−Iでいっぽいです。
県民サポートセンターで出会えた作品募集。「みんなで子育て」の大きな文字と心ひかれたカット、そして「実践報告」の一言に、私にも書けると締め切り間際でしたが応募して本当に良かった。

 今、皆でNPOの申請準備中、大きな励みになり喜び合いました。大熊進子先生の長年の実践における理念を正しく伝える場づくりで親子共に成長しつつ、世代を超えた活動に発展できました。これからも人生の大先輩のご協力で真の意味でわらペうたの良さを伝承していきたいと思います。すべてにありがとう。


     ◆WAC理事長賞
      藤田房江 (東京都/47歳/保育所)
     『子育てを地域にとりもどすために』

 締切日当日にメールで送った論文が入賞でした。「子どもを誉めてなんぽ」の毎日ですが、やはり大人になっても誉めてもらうことは、励みになります。でも、保育園の人たちにこの受賞を伝えるのに、「長寿社会文化協会」をどう説明していいのかわからない(ごめんなさい)。ホームページを見て参考にしようと検索したら、私の保育園のホームページのとなりにWACのページが載っているサイト発見。
 これも何かのご緑と、うれしく感じました。これからも、子育ての分野で、少子高齢化社会にむけた地道な実践を重ねていくつもりです。ありがとうございました。

第12回長寿社会への提言
「わたしの子育てあなたの子育てみんなで子育て」入賞論文リスト


■経済財政政策担当大臣賞
  中谷通恵(北海道)「みんなで子育てin北海道」

■厚生労働大臣賞     吉岡美夏(愛知県)「地域の文庫で、人育て」

■WAC会長賞       田村洋子(神奈川県)「わらべうたが根っこ」

■WAC理事長賞       藤田房江(東京都)「子育てを地域にとりもどすために」

■優秀賞

 黒岩秩子(新潟県)    「大変だからこそ面白い地域での子育て」
 佐藤千明(山形県)    「FOR THE NEXT」
 白石恵子(東京都)    「認可外保育園から感じること」
 高橋誠一(千葉県)    「隣近所で子育て」
 田崎章典(大阪府)    「ソフトボールで子供と共汗、共感」
 鰐淵美理(神奈川県)
   「社会と地域で支える育児」

■佳作
 阿部直美(秋田県)    「世代間交流で楽しい子育て」
 田村輝美(静岡県)    「人間っていいな、生きるって素晴らしい」
 津田登志子(千葉県)   「育児は楽しく、貧しく、気高く」
 中鳩保恵(大分県)    「田舎って、同居って、かなりいいもの」
 永野欣子(宮崎県)    「子育て息抜きして、映画・ショピング」
 西岡孝(福島県)     「『子育ては女性の役目』からの解放を」
 西村佳寿子(長野県)  「ふうふの子育て記」
 長谷川敦子(北海道)  「小さくてもピカピカ輝くトマトを夢見て」
 三尾恵子(岐阜県)   「せみの抜けがらに寄せて」
 米山種子(東京都)
    「モンゴルから学んだ子育て」

                応募者男女別比率
             男        60
             女       126
             計       186


     

         審査員の一言

     伊志嶺美津子(女子美術短期大学教授)
     「みんなで子育て」をするために、具体的な提案として有効な作品を推薦しました。


     一番ケ瀬康子(長崎純心大学教搾・WAC会長)
     「子育て支援」は21世紀の大事な課題です。
     WACとしても、中高年の生きがいづくり−の環として、これからも活動を
     広げていきたいと思います。


     岡田正孝(朝日新聞朝日学芸部)
     単なる体験ではなく地域への広がり、父親の育児参加など、
     実践に裏打ちされた作品を推薦しました。


     国原徹(wAC常務理事)
     今の社会で求められている「子育て支援」を実践、提唱している作品を推薦しました。


     開根由子(家庭通信社代表取締役・WAC常務理事)
     多世代の交流、地位での活動などが、具体的に描かれている作品を推薦しました。


     多田千尋(芸術教育研究所所長)
     「提言」ということにこだわり、政策提言にもつながるような作品を推薦しました。


     平井全(こども未来財団常務理事)
  国や自治体の施策と協働しながら、実現可能な提言がなされている作品を推薦しました。


     藤原房子(日本女子社会教育会理事長)
     子育てに対してジ工ンダー(性別)の偏りに配慮しているかに注目しました。


     横溝雅夫(明星大学教授・WAC理事長)
     男親の役割、企業の問題などにも配慮した、社会性をもった作品を推薦しました。

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