さっぽろ子育てネットワーク
事務局長の河野和枝さんとはじめてお会いしたのは、1996年の北海道自治体学会フォーラムINしらおいの分科会でした。当時、北星短大の講師をされていて、さっぽろ子育てネットワークの立ち上げにも協力されていた内田和浩先生が、河野さんを紹介して下さったのでした。
「なぜ、ネットワークするのか」という原点について、学ばせていただきました。また、このHPの目次でも使わせていただいていますが、「親育ち」という言葉は、このさっぽろ子育てネットワークさんから学びました。「子育て・親育ち・子育ち」なんだ!ということをはっきり教えていただけて、とてもすっきりしたのを覚えています。
河野さんは、この2年間大学院にて勉強され、それを生かしこれからも活動されて行かれるそうです。いろいろなことを教えてくださいね。
  2002年3月28日(木)「子育てサークル交流会」を開催。
        10時から12時30分。札幌市女性センター。

  育児サークルの活動が豊かに発展するように応援する交流会です。
経験サークルの話を聞いたり、専門家などからアドバイスをもらったりと、
グループ別話し合いで交流します。
保育もあります。参加費500円(予定)
詳しい問い合わせは「さっぽろ子育てネットワーク」まで
『このゆびとまれ!』(さっぽろ子育てハンドブック1996年発行)より
さっぽろ子育てネットワーク
 さっぽろ子育てネットワークは,「子育て・親育ち・子育ち」を合い言葉に乳幼児から青年までを見通しながら子育てや教育に関わる様々な団体・個人から組織されている市民のネットワークグループです。
 非営利を原則とし,特定の政党・宗教・組織などに属さず.市民が,手を取り合い,支えあって「子育てって楽しい」「札幌で子育てをしてよかった」「子どもを産み,育てるなら札幌がいちばん!」となることを目指して活動しています。
 必要なことは自分たちの手で,わからないこと知りたいことはみんなで知恵を出し合おう,頑張っている活動には支援を,不足していることにはみんなで提言を,そんな様々な人や活動がつながることによって実現できることを大切にしています。
 大学や社会福祉協議会,保健婦・カウンセラーなどと連携しながら,市民の期待や疑間を伝え,同時に,市民や団体・グループ間の情報交換や相互支援体制を推進しようという点に特色があります。
 フォーラムやシンポジウム.フェスティバルの開催,各種集会での提言・報告,大学等と協議のもとで公開講座の開催,文化運動への支援,サークル活動への支援,ニュースの発行,ハンドブックの編集…などを行っています。これらを通じて,みんなの声を反映させながら,様々な取り組みを活性化させようとしています。
 運営は,子育てや教育・福祉・文化・医療に関わる団体・グループや専門家・個人からなる運営委員と事務局を中心に行っています。活動については,ニュースを通じて委員を募りますので,積極的にご協カお願いします。

 活動の意義
 子育てを豊かにしていく,子ども自身の活曜する場面を切り開いていくためには,みんなが,ひとつになって地域ぐるみで考え行動していくことが求められています。乳幼児期の育児不安,いじめ・不登校・自殺といった教育に関わる不安,進路・学カ・就職など次々と親と子どもを襲ってくる不安があることは,子どもの成長から見ても,親の暮らしから見ても社会が健全とはいえない証拠です。
 私たちは,様々な情報や商品の渦の中に巻き込まれています。このことは,私たちの価値観を広くするだけではなく,ますます孤立させ,バラバラにさせています。いっしょに振り返り,立ち止まって考えなければ,心身ともに健全な子どもと親の成長はありません。子どもだけではなく,私たち大人も,学びあい,育ちあう必要が問われています。
 現在の子どもは,愛されることはできても,愛することはできないと言われます。私たち大人も,愛を分かち合ったり,与えることができなくなりつつあるのではないのでしょうか。大人たちが自分の都合だけを考えて行動したり,表面だけの付き合いにとどまっていると,子どもの成長は歪んでしまいます。子どもは,お互いに理解し合い,信頼しあい,支えあっている姿を求めているのです。
 そのためにも,私たち個人と社会との接点を広げ「ネットワークってたいへんだけど,やりがいがあるのよね。だっていろいろな人たちと知り合えるし,楽しい」という参加者の思いが,もっともっと広がれば,と思います。
 みんなの少しずつのカを出し合って,子どもも大人も含めた人間関係を豊かにし,豊かで暮らしやすい地域・社会づくりをすすめましょう。そのための合意形成の場がネットワークなのです。みながいっしょに同じ目線で考え,行動するところに特徴があるのです。「一人はみんなにために,みんなは一人のために」という協同の精神を,子育ての地域づくりと結びつけて行動しようとしているところに,大きな意義があります。

入会方法
ネットワークに入会ご希望の方は,団体の揚合,年会費1500円,個人100円×12ヶ月を最寄りの郵便局で,以下の振込先ヘ,住所・氏名・電話番号・所属(所属先がある方のみ)を明記の上,振り込んで下さい.

郵便振替 番号02770−5−8634
さっぽろ子育てネットワーク

問い合わせ先
事務局長:河野和枝 011‐791‐6084
札幌市東区東苗穂12条4丁目662-33
『いきいきチャレンジ!2001冬第16号』
(長寿・子育て・障害者基金情報誌)より
子育てに関わる講演会、子育てサークル交流会及び
リーダー育成講座等の事業


さっぽろ子育てネットワーク

 全国から転勤者が多く、北海道内でも人口が一極集中する札幌市。そんな地域性から、孤立してしまいがちな親子に、子育てや教育に関する支援をするグループがたくさんあります。さっぼろ子育てネットワークは、そうした市民団体・グループ間の情報交換や相互支援体制を推進するとともに、大学等の教育機関や行政との連携を図り「地域ぐるみの子育て」ヘと活動を広げています。

保育付きの活動で参加者も安心
 さっぽろ子育てネットワークは「子育て・親育ち・子育ち」をテーマに平成7年に設立されました。札幌市内に点在する子育てグループ相互のネットワークづくりを行い「子育てをするなら札幌がいちばん!」と思われることを目指して活動しています。
主な活動は「子育てサークル交流会」、「子育てママたちの井戸端サロン」、「子育てリーダー養成講座」など会合が中心ですが、特徴はすべての活動に参加者のための保育(託児)を導入していることです。
 保育は社会福祉協議会等の保育ボランティア、大学・短大の学生ボランアィアが中心で、母親たちにも「ふだん子どもと離れられる機会がないので、少しでも自分の時間がもてる気がする」「安心して託児できる」と好評です。事務局長の河野さんは「イベントの開催で、もっとも気を使うのが場所の確保です。それは保育用の部屋も用意しなければならないからです」と言います。

講演会を定期的に開催
 さっぽろ子育てネットワークの事業の1つに「講演会・交流会」開催があります。今年は4月に東京大学教育学部助教授・汐見稔幸氏を招いて行われ、地域での関心も高く、学生、子育て中の親、子育て支援関係者など礼幌市内外から200名を超える参加者を集めました。乳幼児を持つ親の参加が多いのも、保育体制がしっかりしているために安心して参加できるからです。
 参加者から「ぜひ来年も」「いや年に2回は開催して欲しい」と要望されるほど大きなイベントになっています。

子育て以外のグループとも連携
 市内の子育てグループと横のつながりをとるうちに、子育て以外のグループとも協働するようになりました。7月にはアウトドアサークルとの共催で川遊びイベントを行い、多くの参加者を集め大好評とのことでした。河野さんは「今後も親子で参加できる野外活動を定期的に行いたいと考えていますし、昨年行ったファミリーコンサートも隔年で継続していきたい。また、インタ−ネットホームページを開設し、札幌市内はもとより全国にネットワークを拡げる予定です」と話しています

「子育て」を通して「親育ち」を
 また、会のメンバーの子どもが成長するに従って、取り扱うテーマも多様化してきました。「幼推園の選び方」や「不登校・ひきこもり」などが話し合いのテーマになるなど、乳幼児から小中学生まで、育児問題に加えて教育へとテーマが広がっています。特に「親育ち」の重要性を強調し、「子育てを通して親が育つためには、それなりに親の学習や自立の場が必要です。そして家庭、学校、地域の大人同士の、ネツトワークづくりが"地域ぐるみでの子育て"の力になるのではないでしょうか」と河野さんは語ってくれました。

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