小泉内閣のタウンミーティングに参加して
なんで私なんかに・・と思いながらも、第2のふるさと洞爺湖温泉町で開かれるタウンミーティングに参加できることがうれしくて、貴重な体験をさせていただきました。自分の発言部分に限り、掲載させていただきます。くわしく知りたい方は、下記のHPをのぞいてみてください。
 
日時 平成13年6月23日(土)午後1時から午後3時
場所 洞爺湖遊覧船 エスポアール(洞爺湖万世閣裏桟橋)
 
出席閣僚等 村井 仁(国家公安委員会委員長・防災担当大臣)
村上誠一郎 (財務副大臣)
佐藤静雄 (国土交通副大臣)
岡田 弘(北海道大学教授・火山噴火予知連絡会委員)
   
コーディネーター 伊藤和明(防災情報機構理事・元NHK解説委員)
   
ミーティング参加者 浅井康文さん、木立真理さん、
中谷通恵さん、本多友拓さん、
三浦敦子さん、三浦重道さん、
三松三朗さん

詳しい内容を知りたい方は下のアドレスをクリックしてください                       http://www.inpaku.go.jp/town/hokkaido1/
 

中谷 
 今日はこのような発言の場を与えていただき、ありがとうございます。時間が限られていますので、私からは地域づくりと国、地方の関係に限って発言させていただきます。
 今日私がお願いしたいことは、地域で住民と行政が一緒になって公共的な課題を解決していきたい、そのための仕組みと財源が欲しいということです。
 私自身はだいたい10年間ほど子育て支援とか家庭の教育力を向上させたいと活動してきました。その中でときどき歯がゆく思うことがあります。それは、子育て支援なり家庭の教育力を向上させる、男女共同参画の意識を醸成させるために国から結構なお金が出るのですが、それを自分たちの地域で思うように使えないということです。
 先ほどからいろいろお話がありました災害対策はその一番顕著なものではないかと思いますが、子育てや教育、高齢者福祉や健康づくり、環境の問題、また災害の問題などは人々の意識改革が大きな目的となります。人々の意識改革をするためには「意識改革をしなさい」と上からいっても変わらないと思います。自分が当事者としてどんな課題を持っているのかをきちんと伝えられる場所があること、自分自身がそれを解決していく主体者として参加できる場所があること、それが重要かつ大前提だと思います。
 北海道は212市町村あって小規模な自治体がほとんどです。私の仲間も全部で200人くらいおります。ミニコミ誌を発行しているので20代、30代、40代が中心ですが、地域の中でこういうことを学びたい、この目的を達成するためにこういうネットワークを作りたい、そのために行政の仕事をもっと知りたい、その仕事に参加したいという、意欲に溢れた人が増えています。話は少しずれますが、そういう生き方をする大人が増えることは、子どもたちのいい見本となり、社会的な力、困難にぶつかってもそれを変えていく力を見せることにもなると思います。
 小規模な自治体であれば、今いったような2、3人のキーパーソンがいるだけで地域ががらっと変わることもあります。ですから、住民の参加の機会をしっかりと保障していただきたいということをお願いします。
 また、手前味噌になりますが、白老町には住民の活動も支援するし、行政の職員も一市民の感覚を大事にしながら、事務局としてそれを応援する方がたくさんおられます。そういう意味で自分の地域を非常に愛しています。ですから、私たちも住民として公共性がどういうものなのかを自分自身に問いただしながら、地域づくりに力を入れていきたいと思います。ぜひ地域を信じて、できる分野からある程度いろいろなことを任せていただきたいと思います。

私の発言に対して、コメントいただいた部分を掲載させていただきます。
村井 防災担当大臣
 中谷さんのお話、これは非常に大事な点だと思います。やはり羨ましいと思いましたのは白老の町役場の職員が市民の一人としてやっていらっしゃるということです。これこそすばらしいことだと思います。お役所ではなくて、町民の一人だという立場、これを公務員は忘れてはいけないと思うのです。その意識をどうやってみんなに持っていってもらうかが、ある意味では私たちの務めだと思っています。
 中央官庁の、いわゆるお役人もまさに国民の一人だというつもりで、国民のみなさんが本当に何を求めているかを意識して仕事をしなければいけないとは、東京で機会あるごとにいっていることです。東京に住んでいるとどうしても東京の事情だけにとらわれてしまう危険がありますが、日本はけっして東京だけではありません。地方もたくさんあって、その方がずっと大きいことをよく意識していかなければいけないと、中谷さんのお話を聞きながらあらためて考えた次第です。


村山財務大臣
中谷さんの「地域づくりと国と地方のあり方」についてのご意見についてお話致します。
 国も地方も今何が大変になってきたかというと、もちろん財政が逼迫していることもありますが、戦後、人口、経済規模、税収のいずれも右上がりで成長を遂げていたときは行政もいろいろなサービスを増やすことができました。しかし、残念ながらあと数年しますと人口が減り、経済規模は縮小し、税収も減る時代を迎えます。
 これからは、どういうサービスが必要なのか、何がどこまでやれるかを、国も地方もはっきり考える時期になるわけです。国も地方も、行政を預かっている人にはこれまでの縄張りがありますから、「そこは絶対に減らしたくない、維持したい」となり、自己増殖になってしまうのです。
 そこで、中谷さんがいわれるように、それぞれの地域のみなさん方が優先順位を考えて、自分たちの地域にとって何が必要かを基本から考えていただくことが大事ではないかと思うのです。特に、本多さんのような若い世代が、地域も日本も自分たちの双肩にかかっているのだという意識でどんどん参加していただきたいと感じました。

佐藤 国土交通副大臣
中谷さんからは自分たちが一生懸命やってもなかなか使える金がないという話がありましたが、国土交通省は統合補助金をもっと拡大したいと考えています。補助金とはだいたい紐付きです。道路や川を作る金が紐付きなのです。そうではなくて、自分たちが自由に考えて使える統合補助金を拡大していきたい。それを地元の方々が相談しながら自由に活動しながら使っていけるようにしたいと思います。

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